本日は山形に来ています。
企業やNPO、県の職員の方向けに
コーズ・リレイテッド・マーケティングのセミナーを行いました。
こちらでセミナーを行うのは3月に続いて2回目。
前回はNPOの方向けだったのですが、
コーズマーケティングはNPOと企業の協働が必要なことから、
今回は双方が参加されました。
山形県は震災で被災された方を最も支援している県の一つ。
震災からしばらくは物資を運んだり、避難所のケアを行ったり。
いまは県内に避難してきた人々を積極的に支援しています
(被災3県外で最も多い約1万2千人が避難中/2012年10月現在)
しかし、そのことはあまり知られておらず、
避難されている方々のケアはこの地のNPOや行政の方々が地道に行っているのが実状です。
そして、その流れは企業にも起こっており、
山形の企業が一緒になって日本酒やワインの売上一部を寄付するプロジェクトも進んでいます。
※しずくプロジェクト http://sizuku-sake.jp/
「被災者」と言うと、とかく被災地に住む人々が連想されがちですが、
被災地外に避難している「県外避難者」も多く存在しています。
そして、こういった方々は通常の住宅を使用する「みなし仮設」に住んでいることから、
支援するのが難しいのが実状です。
避難が長期化するいま、こういった方々への支援もいままで以上に高める必要があると思います。
こういった活動を拡げることも、外部の人間に求められている支援なのではないでしょうか。
右の写真はセミナー後の飲み会の模様。
NPOの職員や企業の方、県の職員や大学関係者など、
より良い地域をつくるために様々なセクターに所属する人々が
集まる力は凄いと思います。
山形県のこれからがたいへん楽しみです。